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2007-03-12

ストーリーアプリ第3話『音速ヒロイン』感想

日が替わったので、早速DLしてプレイしてみました>『音速ヒロイン』

以下、感想です。
(ネタバレ防止で折り畳んでいますので、「続きを読む」からどうぞ。
 また、今回リンドリリプレイの話題が少し出ています。リンドリをご存じない方にはわかりにくいところがあるかと思いますが、どうかご容赦ください)

 
んー…………堪能したかというと、「ちょっと食い足りなかった(^^;」というのが本音です。
ただ、まぁ、自分的には、「これは(ソニのキャラ的に)仕方ないかもなぁ」と思うところがあるので、許容範囲かな。
 

               ◆

 
食い足りなかったというのは、主に、中身の薄さですね。

今回のお話では、ソニは主人公ではなく、「主人公を導くメインキャラ」なので、ソニ自身の物語というのはまったく語られてません。かといって、語り手である祐希子や菊池の物語として読むには1つ1つが短過ぎ、ささやかなエピソード以上にはなってないので、そっちの物語を堪能できるというわけでもない。

なまじ今までの『ミニマムストライカー』『用心棒』が、主人公の成長ストーリー1本を堪能させてくれてただけに、それを期待して『音速ヒロイン』を読むと、期待外れという印象になっちゃうんじゃないかなぁと思います。
 
 
 
ただ、まぁ……元々ソニってキャラ自体が、物語の牽引役にするには無理のある、扱いの難しいキャラだと思うんで…………こういう内容・構成になっちゃったのは仕方ないのかなぁという気もするんですよね。

ちょっとここからリンドリリプレイの話になりますが――――リプレイ及びリンドリ小説に出てくるソニって、まとめるとこんな感じですか。

・言 動はおバカだけど、中身までバカではない。むしろ「わかってる」キャラ。
・けれど、何を考えてるのかが他人に見えないキャラ。てか、見えないところに味があるので、見えてしまってはいけない。
・内面的に大きな変化をさせられない。
(未熟な面が少ないし、「あくまで、明るく楽しい音速ヒロ イン」である以上、変化もできない。――リプレイ第2部で、「打倒神崎」に名乗りをあげられず、むしろ神崎を助けてPCを迎撃するNPC的な位置に落ち着いてしまった辺りに、それが現れてると思います)

……これでは、一人称主人公はもちろん、成長ストーリーの主役も張れないでしょう(^^;。(成長物の主人公は変化してなんぼですから)

かといって、当時のソニは、「他人が主人公のドラマにちらりと出てきて、ストーリーは直接動かさないまま、強いインパクトだけ残す」のが定番でしたけど、ストーリーアプリはそのソニにスポットを当てる関係上、ある程度ストーリーの中心にいて、物語を動かしてもらわなければならない。……でも、一人の主人公にずーっとソニを見つめ続けさせると、多分、語り手の方が食われてしまう。

この解決として、今回のような、「2人のキャラに分散して接触は最小限に押さえ、それぞれが変化するターニングポイントにソニがいたことにする」という構成になったんじゃないのかなーと……勝手な憶測ですが(^^;、そんな気がしてます。
(ただ、それが成功したかというと……やっぱり難しかったんだねという気はしますが。なんかこう、始まる前から既に敗戦処理だったって感じ?)
 
 
 
なので、ドラマティックな「物語」が読みたいという観点からだと期待外れですが、その辺を割り切って読めば、まぁこれはこれで有りかなという感じです。

特に、革命以前の祐希子とソニに、「共に、団体に長期政権を続けている女王がいる」という共通点が指摘されたのは、「なるほど」と感心しました。ずっと控え室で絡んでる姿見てきてたのに、それはまったく気がつかなかったです。
さらに、女王と違う路線で並び立つ道を歩いてるソニに対して、祐希子は真っ向から女王に立ち向かう道を選んだという辺り、対比という形で祐希子の良さがよく出てたような気が。「うん、それでこそ祐希子さんだ」とうなずいてしまいました。
(ついでにカレー勝負は……もう笑うしか(^^;。「あたしは戦慄した!」「何いぃぃっ!」って、大真面目に何を語っとるんですか祐希子さん。しかもあんたら2人で合計何皿食べてるんだ。これは、南さんが「せめて黄色くない食べ物にして~」と悲鳴あげるわけだわ(笑))

また、菊池サイドのお話も、菊池がめちゃ可愛かったです。「祐希子さんがあたしを頼ってくれる!」エコーで笑ってしまった(^^;。ほんっと、わんこだなぁ。しっぽぶんぶん振ってるのが目に見えるようだ。
 
 
 
というわけで。
個人的には、今回のお話の薄さはソニのキャラの特異性が遠因だろうと思ってるので、4話目以降はまた1、2話のようなドラマ性のある成長ストーリーに戻るんじゃないかなーと、割と楽観視してます。そうであれば、ま、何話かあるストーリーの中に1つくらいこういう回があってもいいんじゃないのかな。

(ただ、単体のお話としてはやはり物足りないので、あくまで自分的には「許容範囲」という感じですが)
 

               ◆

 
ただ、それとは違うところで、「ん?」と思ったところが2つほどありました。
 
 
1つは、祐希子や菊池の口から、ソニを認める&褒めるようなニュアンスの表現が何度かあったように感じたことで……(一読しただけなので、間違ってるかもしれません)。
確かにこの内容だとそういう台詞が入りがちになるんだろうなぁとは思うんですけど、できればもーーちょっとうまく処理して欲しかったかな。

そして2つ目は、「炎の女帝」。
……いや、わかるんですよ(^^;。リンドリでの神崎玲子のキャッチフレーズがそれでしたから。神崎は猪木をモデルにしてるっぽいし、「炎の~」は外せなかったんだろうなと思うんですが――――でも、ここは一歩譲って欲しかったです。旧シリーズからのレッスルファンにとって、「炎の女帝」は祐希子の称号じゃないんでしょうか?(サバイバーでは「炎の戦士」になってますが)
ささいなことですが、ちょっと気になりました。
 
 
(しかし、泥団子ブログや控え室を見てると、ほんと、旧作ファンに気を遣ってるなぁ、苦労してるなぁと感じるところが多いので、これ以上配慮を望むのはお気の毒なのかなぁという気がしなくもないし…………うーん、難しいですね……)
 
 
 
P.S.WEB拍手押してくださった方々&コメント下さった方、ありがとうございました。
折り畳み記事の中にお返事を入れると読めない方が出てきてしまうかもなので、お返事は次の記事の時に一緒にさせていただきますね(__)。

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