風邪をひきました＋熱妄想
「よし、この冬は風邪ひかなかったー」と思ってたのに、ここへ来て風邪をひいてしまいました。微熱で頭がぽっぽっとしております。
でも、自分が風邪ひくと、ついついキャラの風邪ひきネタを考えてしまうのが、妄想少女二次創作系の性というもので……お布団の中でネタ１つ思いついたので、書き書き。
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その日、グリさんは風邪をひきました。寮のお部屋で、冷えピタ貼ってお休み中。
そうすると、朝比奈が練習の合間にやってきては、面倒みてくれるわけです。
冷えピタ取り替えたり、リンゴ剥いてくれたり、おかゆ作ってくれたり。（一応、自炊経験有りなイメージなので、おかゆくらい作れるでしょう）
やがて、夕食後……。
朝比奈「おーい。具合、どうだ？」
グリさん「あ、はい……大丈夫です……ｹﾎ」 熱ぽっぽっ
朝比奈「……変わらねぇようだな」（汗）
見ると、朝比奈は手にマグカップ持ってます。
グリさん「それは……？」
朝比奈「ああ。風邪薬作ってきたんだけどさ。飲めるか？」
グリさん「はい。 （作ってきた？）」
よいしょと身体起こすグリさん。はんてん着て、マグカップ受け取ります。
カップの中には、なんか白っぽい液体が入ってました。ちょっと見は、お米のとぎ汁を薄めた感じに似てたり。
グリさん「……これ、薬……なんですか？」
朝比奈「ああ。大根おろして絞った汁に、ハチミツ混ぜたやつだ」
グリさん「へぇ……」
そういう民間療法にあんまり縁の無かったグリさんは、ちょっと物珍しそうにカップの中身を眺めます。
グリさん「葱を焼いて……ってのは聞いたことありますけど、こういうのもあるんですね」
朝比奈「なんだ、初めてかよ？」
グリさん「はい」
朝比奈「へー……。オレは、ガキの頃、風邪ひくといつも婆ちゃんにこれ飲まされてたけどな。割と効くぜ」
グリさん「そうなんですか……」
まだちっちゃい子供の朝比奈が、お婆ちゃんの作ってくれたお薬を飲んでるところを想像して、くすくす笑うグリさん。
朝比奈「……どした？」
グリさん「いえ。じゃ、いただきます」
そう言いつつ、グリさん、カップを口にはこんで、こくり……。
グリさん「――￠￡％＃＆＊＠§☆★！！！ （こ、これは……）」
そう。そのお薬は、大根おろしのツンとくる辛さとハチミツのねっとりした甘さが絶妙な不協和音を奏でていて…………はっきり言って、超まずい！！
グリさん「（す、すごい味のお薬ですね……）」（冷や汗）
朝比奈「どうだ？ 飲めそうか？」
グリさん「あ、は、はい……」
しかし、じーっと覗き込んでる朝比奈に、「まずい」とも言えず……
グリさん「お、美味しいです……」(^^;
朝比奈「――――――へ？」
◆
やがて。
お薬を全部飲んだグリさんはまた横になり、朝比奈は台所に洗いものにいきました。
朝比奈「（……おっかしいな……あれ、美味かったっけ……？）」 ｼｬﾜｼｬﾜ
さっきのグリさんの台詞にひっかかる朝比奈。ふと横を見ると、問題の自家製薬の残りがあったりして。
朝比奈「（どれ……）」 ﾍﾟﾛ＞薬 「――￠￡％＃＆＊＠§☆★！！！」
思わず薬を吹き出しそうになる朝比奈。
朝比奈「（や、やっぱりマズイじゃねーか！ ……あいつ、熱で味覚おかしくなってるぞ。医者呼んだ方がいいんじゃねぇかな……）」
かくして、誤解したまま、翌日お医者様が呼ばれるのでした。
…………気を遣って美味しいと言ってくれたんだって、気づけよ朝比奈！！(^^;
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すいません、風邪で頭が熱暴走してるんです……。
Ｐ．Ｓ．ＷＥＢ拍手押してくださった方々＆コメント下さった方、ありがとうございました。
＞ヒナの照れ隠しヘッドロックといい、ひなこの「朝比奈くらい可愛い」というセリフといい、ツボを付かれまくりです。
＞しかし照れ隠しと言えど、ヒナのヘッドロックは常人には辛そう（笑）
＞グリさんだから余裕で受けられるんでしょうね～／とも
あはは、喜んでいただけたなら嬉しいです。ひなこはもう訳わからん台詞ばっかり吐くかと思えば、たまーに妙にぴったりくる台詞があるので、思わずスクリーンショットとりたくなってしまいますね。
朝比奈のヘッドロック、先輩以外の寮の人は全員被害に遭ってそうだなーと思います。（さすがに先輩にはやれない） でも、一番被害回数が多いのはグリさん、かな？ もしくは減らず口の多い美沙っちとかつかさとか（笑）。
（それと、例の件、許可くださってありがとうございました。熱ひいたら頑張ります♪）
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