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2009-03-04

ぱわぱわ日記28・グリさんと駅伝のおはなし

週刊レッスル天さんの第2回レッスル駅伝、スタートしましたね~。
うちも今回は参加させていただいてます。ネタチームで行こうかどうしようか迷ったんですけど、結局いつものぱわぱわメンバーで登録しました。
 
以下、「続きを読む」からどうぞ。

 
で、第3区までの記録が出たということは、今第4区の選手達が走ってるわけですよね。
その辺でちょっとネタを思いついちゃったので、久しぶりにぱわぱわ日記を書いてみました。
 
 
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駅伝、3区→4区の中継ポイント。
3区の選手達がせっせと走ってる頃、ぱわぱわ4区担当のグリさんは、他の選手の後ろからモニタを眺めてました。
 
グリさん「(あ……真ん中の順位が出た……。八島さん、順位上げました……?)」
 
何分36チームもいると、先頭集団と終わり近くのチーム以外はほとんどカメラに映りません(^^;。時々テロップで出てくる順位だけが頼りだったり。
 
ちなみにここまでのところ、『ぱわぱわがーるず』は、第1走者のなぎさが(多分沿道の子供が持ってた風船に気をとられて(^^;)29位と大きく出遅れたものの、第2走者のつかさが頑張って少し取り返し、続く八島の姐御もじわじわと追い上げてきています。
 
グリさん「(えーと……この調子だと、八島さん、21位……いえ、20位くらいで来そうかな……)」
 
自分が何番目くらいにスタートすることになるかを考えつつ――――グリさん、思わずふぅ、と溜息をつきました。
 
グリさん「(真鍋さんと八島さんが頑張ってくれてるのに、私のとこでまた順位落としちゃうのかな……。う、ううん、そんなこと考えちゃダメダメ……)」
 
 
頭を振り、一週間前の皆との会話のことを思い出すグリさん。
 
 
~~~~~~~~~ 回想 ~~~~~~~~~
 
 
ぱわぱわ娘たちに、ボスから、駅伝に出場するようにとの指示が届いたのは、1週間前のことでした。
メンバーは、いつもの6人(なぎさ・つかさ・朝比奈・グリさん・姐御・市ヶ谷様)+助っ人のガルさん&零ちゃん。順番決めて登録も済ませたのでよろしく、とのことで……。
 
つかさ「えー、あたしどこどこ?」
朝比奈「真鍋は2区だとよ。1区は白石か」
なぎさ「1区……トップバッター……」
姐御「だね。大事なポジションだよ」
なぎさ「うん……がんばる……」
姐御「あたしは3区かい。どうせなら単車のレースだったら嬉しかったんだけどねぇ」
朝比奈「それじゃ、おまえと南のマッチレースになっちまうだろ(^^;」
つかさ「助っ人は小鳥遊さんたちがしてくれんの?」
朝比奈「ああ。大将がオレの前で、オレの後が零な」
姐御「で、アンカーは市ヶ谷かい。ま、性格はともかく、一番華やかなヤツだし、適材適所かね」
 
送られてきたメンバー表を囲んで皆がわいわいやってたところ、
皆の後ろから、もじもじと……、
 
グリさん「あ、あの……私も、走らなきゃダメでしょうか……」
朝比奈「へ?」
 
思わず振り返る皆。
 
姐御「ダメって、どうしたんだい??」
つかさ「グリさんって今どっか故障してたっけ?」
グリさん「い、いえ、そういうわけじゃないんですけど――その、私、走るの苦手なんで、誰か他の人に代わってもらえないかなって……」
つかさ「えー? いつも練習で走ってんじゃん」
グリさん「ランニングはいいんですよ。でも、陸上競技は……私、その、足が凄く遅いので……きっと皆さんに迷惑かけてしまいます……」(///)
 
真っ赤になってうつむくグリさん。
確かに、グリさんのタイムはかなり遅い方です……。
 
姐御「あー……」
朝比奈「ま、まぁ、気にするこたねぇよ。今回は記念参加みたいなもんだしさ。勝ち負けはどうでもいいんだよ」
グリさん「で、でも……」
姐御「山本が配置されたのは4区だっけ? 長距離だし、スピードよりスタミナが要る区間だろ?」
なぎさ「うん……淫魔には無理……」
つかさ「ちょっ、なんでそこであたしが引き合いに出されんのさっ!」
朝比奈「まー、そーいうことだから。気にせず走れって」
 
口々に慰めていたメンバー。
と、不意に、
 
 
市ヶ谷様「オーッホッホッホッホ! 何かと思えば馬鹿なことを」
 
 
リビングに響く高笑い。
見ると、戸口に市ヶ谷のお嬢様が立っていらっしゃいました。
 
朝比奈「あれ、市ヶ谷。いつから聞いてたんだよ?」
市ヶ谷様「『あたし、どこどこ?』からですわ」
 
……ずーっと立ち聞きしてたんですか。
というツッコミはスルーして、グリさんへと向き直る市ヶ谷様。
 
市ヶ谷様「まったく、ちゃんちゃらおかしくて笑ってしまいますわ。『自分が入ると迷惑をかける?』  このチームのアンカーは誰ですの?」
 
朝比奈「……」
つかさ「……」
なぎさ「……」
姐御「……」
 
皆の視線が市ヶ谷様に集中します。
 
市ヶ谷様「そう、この私。アスリートとしてもスペシャルゴージャスなこの私がアンカーにおりますのよ。そこのクマが少々遅れたところで、何の問題があるといいますの?」
グリさん「え……」
市ヶ谷様「その程度、私の区間で300万倍にして取り戻して差し上げますわ。貴女は安心して最下位まで落ちていらっしゃい。オーッホッホッホッホ、私の華麗な100人ごぼう抜きを見せて差し上げますわ」
なぎさ「100人は無理……36チームだから……」
市ヶ谷様「風船娘はお黙りなさい! 気持ちの問題ですわ!」
 
グリさん「は、はぁ……」
 
内容の無茶さはともかく、なんとなくグリさんも市ヶ谷様のペースに巻き込まれたようで。
その後ろから、他のメンバーも、
 
朝比奈「市ヶ谷の言うことも一理あるぜ。お前一人で出るレースじゃねーだろ?」
グリさん「……はぁ……」
朝比奈「市ヶ谷だけじゃなくても、お前の後ろには大将もいてくれっし、零も控えてる。…………それに、ま……オレもいるし、さ。一応」(///)
グリさん「…………」
朝比奈「300万倍は無理だけど、オレらも全力でカバーすっからさ。それじゃ、信用できねぇか?」
グリさん「……いえ……」
姐御「――それに、ね。『ぱわぱわがーるず』、で登録してるんだろ?」
グリさん「はい」
姐御「なのに、レギュラーのあんたが逃げうったら、それで試合に勝てたとしても、最初から勝負には負けてるようなもんじゃないのかい。そういうのは、あたしは好かないね」
グリさん「……そう、ですね……」
 
 
みんなで走るレースだから。
自分のせいで遅れたとしても、他のメンバーも頑張ってくれる。
 
 
そう思うことで、ようやく吹っ切れたグリさんでした。
 
 
~~~~~~~~~ 回想終了 ~~~~~~~
 
 
グリさん「(とにかく、小鳥遊さんにたすきつなぐことだけ考えなきゃ……うん……)」
 
自分の後、5区にいるガルさん。
そして朝比奈、零、市ヶ谷様……。順番にみんなの顔を思い浮かべた時、
 
 
スタッフ「選手はそろそろ用意してくださーい!」
 
道の彼方に、3区の選手たちが見えてきました。その姿はすぐに大きくなり、中継地点へと駆け込んできました。
その中に、姐御の姿を見つけて。
 
グリさん「八島さん! こっちです!」
姐御「ああ! 頼むよ、山本!」
 
たすきを受け取って。
 
 
 
そして、グリさん、スタート――――!
 
 
 
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……てな感じで。
久しぶりにぱわぱわ娘たちを動かしたので、感覚掴むのに苦労しました(^^;。でも、思ったより市ヶ谷様が活躍してくれたので満足♪
 
 
 
 
P.S.WEB拍手押してくださった方々、ありがとうございました。

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