レッスル★ウォーズ ～鈍足ヒロイン達の８日間戦争～
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監督「……おまえ達、俺がどうして怒ってるのか、まだわからんのか！ レースに出られないからじゃない！ どうせ出ても勝てないんだからっていう、おまえ達の心が許せんからだ！」
全員「…………」
監督「よく考えてみろ。他の連中も同じレスラーだ。同じ歳……同じ背丈……頭の中だってそう変わらんだろう。それが何で、こんなに出番に差がつくんだ！ 一生控えのまんま終わるのか！ それでいいのか？ おまえら、それでも女か！ 悔しくないのか！ ――関取！ 高木！ 山本！！」
山本「……悔しいです！ 今までは出られないのが当たり前だと思ってたけど、今は悔しいです！」
監督「悔しいのは誰でもそう思う。でも、思うだけでは駄目だ！ おまえ達、それでどうしたいんだ！」
山本「勝ちたいです！」
監督「しかしな、レースに勝つためには、並大抵の努力じゃ勝てないんだぞ。血反吐を吐いて、死ぬほどの練習をしなきゃならん！」
山本「はい、やります！」
監督「誰も助けてくれるわけじゃない。どんなに苦しくても、言い訳はきかないんだぞ！ おまえ達、それでも勝ちたいか！」
関取「勝ちたいです。勝ちたいよぉ～」
高木「お願いします！ 頑張ります！」
監督「ようし、よく言った……！ ――俺が必ず勝たせてやる！」
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